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娘の事②

彼女が幼少の一番甘えたい頃、
私は子守り役の母を失った事で音楽の仕事がほとんどできなくなって、かけもちで一日中バイトをしていた。

夜、ゆっくり本を読んでやった事もほとんど無いし、一緒に寝てやった事もほとんど記憶に無い。

その上に、よくストレス発散に飲み屋に連れ歩いていた。

そんなひどい母親なのに、
お店で、「これ買ってぇ~!」とダダをこねられた事も、反抗的な態度をされた事も一度も無く、飲み屋では遊んでやらない私の事は早々に諦めて、面白い大人を見つけては近づいていって、自分から面白い話しをしてよく遊んでもらっていた。


「ママはゆっくりしてていいよ。」と、眠くなったら一人で飲み屋の長椅子で眠っていたこともたびたびあった。


そんな彼女も、ずいぶん大きくなって、自分の将来の仕事を考える年になった。

私は、自分が楽しい!嬉しい!と思えるものの中に、仕事は隠れていると思ってる。
一生懸命やれる『何か』を考えて、集中してやる。それからしか何も始まらない。

『何か』を頑張ってしていると、
応援してくれる人たちが必ず出てくるし、「なんで、そんな事してるの?」という人たちも必ず出てくる。

まぁまぁうまくいったり、失敗したり迷惑をかけたりする事で、周りの人は組み変わったり、かえって結束が強くなったりする。

それで、嬉しかったり、傷ついたりしながら、
それでも、『何か』を頑張ってしていると、いつのまにか、自分のしたい事がだんだん練られていく。

そんなもんなんだよ。という事を、
私は、たくさんの人達から教えてもらった。

食べ物に興味があるのは、素晴らしい。生きる事=食べる事。

母は相変わらずだけど、ほんとに困ったら、どんな事してでも助けてあげる。
だから、めげずに1人で頑張りや。
by e-kp | 2014-02-09 13:00 | 日々のこと

労働して待つことを学べ


by ぴあのれいこ